授乳部の先輩って怖いよねー。っていうイメージ。

初めて授乳室に行った時、なにやらすごい迫力に圧されたことを思い出した。いわば“授乳部の部室”という感じ。授乳室では、おのおのがそれぞれのやり方でおっぱいをあげている。補助乳頭なんていう高度なものを装着している人もいれば、哺乳瓶にぐいぐい搾乳している人、おっぱいマッサージに集中している人など。
私は初産婦で、右も左もわからないぺーぺーである。7日間の入院生活の中で、徐々に得られるスキルを駆使して、授乳ランクを上げるのだ。明日退院する人ぐらいになるとすごい貫禄で、二人目とかの経産婦なんて、いろいろかいくぐってここまできてるわけだから大ベテランに見える。ボス格の人に一応挨拶とかしたほうがいいのかな、っていう気持ちになる。新入部員だった私も6日目となったが、まわりは皆経産婦なので、初産婦の私はいつまでたってもペーペーのままである。
相変わらず乳首は痛い。皮がむけそうでむけないところの管がガチガチに硬くなってしまったので、看護師さんがぐいぐい揉みほぐす。激痛だけど、これで開通させておかねば自分では絶対に出来ないから歯を食いしばって我慢我慢。おかげで無事開通したらすっきりした。全身汗びっしょりである。

外来に出向いて診察。内診の際、子宮の収縮が悪く、悪露が残っているとかで掻き出されたのだけど、これ結構痛い。っていうか、原始的過ぎて怖いねん。掻き出すて。ひとまず子宮収縮の薬と、貧血があるらしいので鉄剤が処方された。

出産後、初めて体重を測ってみる。出産直前から-4kg。予想通り全然減っていない。しかも今日の夕食は2度目の祝い膳で、フルコースが振舞われる。魚とパンでシンプルに、と思っていたらサーモンは油でギトギト、パンはバターたっぷりのクロワッサンだった。これって脂肪分とりすぎなんじゃないの? 母乳には和食がいいって聞くけど、これで乳腺つまったらどうすんだ。と思いながらも9割がた食べた私は貧乏性です。本当に今後減っていくのかいな?