一日にイベント盛り込みすぎ。

初乳が出始めた頃、母乳に血液が混じったことがあった。母乳は血液が原料なので、最初は血液がにじみ出ることがあるそうだ。とりあえず血液を出しきってしまわないと、と言われて看護師さんにまたぐいぐい絞られたのだけど、これがまた激痛。「いたいー!」って叫んでも、「はいはいごめんねー」ってすました顔でぐいぐい。我慢するしかないとはいえ、痛いもんは痛い。
あと、吸わせ方が慣れてないせいで浅飲みになると、乳首の先が切れたり皮がむけてしまう。これが一番つらい。かといって吸わせないわけにもいかず、痛いのを我慢して吸わせるから傷が治らない。ラノリンという軟膏をつけたり、補助乳頭をつけたりしてなんとかしのぐ。吸わせる時間を短縮し、搾乳しておいた母乳を哺乳瓶で飲ませたり。今はだいぶおっぱいが張ってくるのがわかる。ぱつんぱつんで熱を持っている。だから検温は脇ではなくひじの内側でやるんですって。へえー。

今日は朝からずっと忙しい。授乳の合間にいろんなイベントが。まずは沐浴見学。我が子を風呂に入れてもらう一部始終を見て覚える。そして退院前に自分で入れてみるのだ。看護師さんはプロだからすいすいっとやってしまうけど、実際は大変なんだろうなあ…。あ、見学中にへその緒が取れました。
その後は退院指導。産褥体操や今後の家族計画について。産後は妊娠しやすくなるので、避妊はとても大切だそうです。本来は一年ぐらい子宮を休ませた方がいいみたい。見たこともない避妊具をいろいろ見せてもらった。女性用コンドームとか、リングとか。あと卵管結さく?っていう手術は初めて聞いた。

午後は調乳指導。その直前に銀行から電話がかかってきたりして焦って飛び出したら、我が子を部屋に置きっぱなしにしてしまった。指導中ずっとやばいやばいどうしよう、って焦ってたら看護師さんが発見してくれたのだけど、こっぴどく叱られた。そりゃそうですよね。本当にごめんよ我が子よ。

その後すぐ内診室に呼ばれ、縫合のあとを抜糸。溶ける糸を使いますって言わなかったっけ? と思いつつ台に乗る。それまでずっと傷がつれて痛かったので、これですっきりするかなーと思いきや…この抜糸がものすごく痛い! たった3回切るだけなのに、ものすごく痛い! お産後一番痛かったような気も。なんでこんなに痛みだらけなの…。もういやだ…。

部屋に戻ってから看護師さんから今後の生活について個別指導。実家にいる間はまあいいとして、自宅に戻ってからは平日ひとりでやります、と話したら「…そっかあー、そうなんだー。本当に誰も手伝いに来てくれないの?」ってすごく大変そうがられたんですけど何それ。そんなに大変なの? いやまあ大変だろうけどもさ。そんなに不安がらせないでくれー。うーん、頼みの綱としては義母かなあ…。